小倉祇園太鼓は、全国的にも珍しい両面打ちを特徴とし、その打法は著しく発展を遂げました。昭和33年4月、民族的に重要であることから、福岡県指定無形文化財(昭和51年4月に福岡県指定無形民俗文化財に指定替え)に指定されました。
祇園太鼓の打法は、町内によって若干異なりますが、やはり原則的な打法、基本的なリズムというものがあります。それを基本に各人各様が工夫を凝らしており、これが祇園太鼓のおもしろさといえます。そして、これが積み重なって、現在の各町内の打法が完成したのです。
太鼓の皮の張り方で、一面は甲高い音を出し、他面は少しにぶい濁音が出ます。甲高い方をカン(オモテ又はホンとも云う)といい、濁音の方をドロ(ウラ又はモトとも云う)といいます。もちろんドロとカンとでは全く打ち方が違います。
◆ ドロ(濁)
ドロ(濁)は単調で、正しく平調にリズミカルに打ちます。このドロが正しく打っていないと、カンが打ちにくいので、ドロがいわば基本調となります。
◆ カン(甲)
カン(甲)の打ち方は難しく、技術を要します。ゆっくりと正しく格調をもって、元気いっぱいに歩調を合わせて打つのが正しい打ち方です。
要するに腰を柔らかくして、手首と膝で打つのが秘訣とされ、地味に叩いて、品よく打つのが古法とされています。
◆ ジャンガラ(摺り鉦)
ジャンガラ(摺り鉦)は太鼓の調律をリードするので、ドロ・カンをマスターした人がこれに当たります。
◆ 太鼓のこと
太鼓の大きさは直径一尺二寸(36.4センチ)から一尺五寸(45.4センチ)までが定式、まれに尺七(51.5センチ)二尺(60.6センチ)のものもありますが、こんな巨大なのは余程、力量のある人でないと本当の音色は出難しいようです。
7/17/15, 12:00 AM - 7/19/15, 12:00 AM
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